赤鬼と青鬼

家族三人で暮らす。栃木と茨城の間で生活を楽しむ。無理はしない。ゆっくり歩く。

スーパーの闘技場!おば様死闘編!久しぶりにブログを書くよの巻

今週のお題「チョコミント

しばらくブログを書いていないので、リハビリにお題を一つ書いてみようと思います。そんな私赤鬼もダンディズムを纏いたい年頃になって来ました。体のあちこちに痛みを覚える事が多くなり、最近は、暗いところで細かな物が見えづらくなってきました。昔は切れていたぐらいの明るさでいざやろうとするとムスメちゃんの爪切りがしんどくて。

私は週に一回から二回は近くのスーパーでお買い物をします。お買い物が終わり会計を済まし袋詰めコーナーに行って「さあー綺麗に袋に詰めるぞ!」ってな時に問題が起こります。

ああー私の歳だなって最初に思った事を聞いて下さい。

スーパーで腕の見せ所ってどこだと思いますか?良い鮮度の野菜生物を選んだとき?他の店より1円でも安い物を見つけた時?「おお!3割引シールだ!」って喜び?「半額だ!!!買っちゃおう!」って興奮?ノンノン!プロのスーパーニストは最後の袋詰めの時に真価が問われるのです。そう綺麗に袋に詰められるかって事がです。考えてみて下さい。スーパーのフィールドで旅をして商品を物色しているのは1人!自分との戦いな訳です。自分の頭脳と情報を駆使して1円でも安く効率よく晩御飯や明日の食事の用意も考える。はたまたスーパーがアプリと連携なぞしていればポイントをもらうべく四苦八苦。そんな戦士達の世界になります。世の中のお父さん!奥さんのやっているスーパーでの買い物はリアル冒険RPG近いものがあるのです。スーパーは最後のボスの最終ダンジョンと行っても良いでしょう。そんな冒険の中、ムスメちゃんの顔が浮かび、そして奥さん青鬼の顔も浮かびます。ムスメちゃんのご機嫌をとるのに駄菓子のソースの香り香ばしい「どんどん焼き」を買い。奥さん青鬼さんの怒りをかわぬようになるべくビールの味に似た糖類0の発泡酒を買います。(やっぱりビールが好き!でもダイエットも)「そんな無茶な」。

そんな1人の孤独な旅を続けた旅人は旅の終焉を迎えるのです。レジです。レジで今まで旅をして来た真価が問われるわけです。LVはキチンと上げましたか?途中で夕食のアイテム忘れていませんか?ここから大ボスとの戦いです。

ピッ。ピッ!ピッ!とレジの音をきくと一つ一つの音に旅の出来事が思い返されます。

野菜コーナーでレタスを買った時の事「大きくて重いフワフワを選ぼう」お刺身コーナーにて「たまには1200円以上のお刺身盛り買ってみたいな」お肉コーナーでは「いつか黒毛和牛で焼肉をしてやる!よし!むしろ和牛サーロイン家族人数分の購入!」と鶏の胸肉二個セットをカゴに入れるのです。何が「よし!!」なんだか。お酒コーナーでは私のポーションであり、やくそうでありエリクサーな「黒丸に金色の星のビールが浴びるほど飲みたい」と心ののコスモで叫ぶのです。

レジを待ちながら他の方の買った商品を見ていると見ていると・・・。悔しくなってくるのです。他のおば様方のカゴには素晴らしい食材達が入っている。どうも私の行っているスーパーのおば様方はお金持ちが多いようです。様子を見ると。そして、沸々と闘志がみなぎってくるのです。

「絶対に負けられない試合がそこにある」

そんな事をしていると先ほども話した、スーパー最後の闘技場袋詰めコーナーに到着するのです。ここは、袋詰めの意地と意地のぶつかり合い。買った商品では勝てないが袋詰めならテクニックとテクニックのせめぎ合いです。もろに周りの熟練度の高い袋詰めを見せつけてやれます。

「負けてらんね!!!」

死闘!対おば様効率バッチコイスーパー袋詰め対決のゴングが鳴らされるのです。

私は同じ量のカゴをもつ熟練者おば様にが私の最後の大ボスになります。相手に不足わない猛者中の猛者です。絶対に負けられない!私はあのツルツルのビニール袋に手をかけるのです。

「負けられない!負けられないんだ」

しかし私はビニール袋を広げるところで負けているのです。私がビニール袋を開けようとすると最近の加齢のせいで指の脂っ気がなくなってしまった事に気がつきます。

・・・。

マジで洒落になりません。「あっ。あれ?」若い人にはわからないと思いますが、袋が綺麗に合わさり開けられないのです。静電気?ノリでも付いているの?卑怯なおば様!!!

おば様は最初から見越しているのか闘技場テーブルについている手を湿らせるためのタオルで手を濡らして袋詰め開始。私とおば様の戦いはここで勝負が決しているのです。おば様方は自分を知っているのです。初めから自分の手に脂っ気がない事を。

私の油断でした。私の負けです。完敗です。

私は誓うのです。いつの日か勝利を!その時まで・・・!

アディオスおば様!

私は熱くなった体を冷やすべく、自販機で売っている大好物の130円のチョコミントを買ってリベンジを誓うのです。私はあのアイスクリームを食べ終わる頃に出てくるアイススティックの剣を握りしめ誓うのです。リベンジを。

終わり。

 

最近本当にあったスーパーでの出来事です。私だけかな?あの袋詰めコーナーで同じ場所のテーブルで周りのおばさんと袋詰め勝負になっちゃうの?どうしても、負けたくないんですよ(笑)みんなあるはずだと思うんですよ。おばさん達も絶対意識してると思うんですよね。そうするとどうしても焦って袋が広げられないんですよ。

しかし、正直あの指タオルって触りたくないですよね。わかる人いないかな。やっぱりマイバック持っていくのが良いんでしょうね。