赤鬼と青鬼

家族三人で暮らす。栃木と茨城の間で生活を楽しむ。無理はしない。ゆっくり歩く。

桜は出会いの季節

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ムスメさんが幼稚園に入園した。

園の桜が綺麗で桜の様子をじっと見続けた。朝の光を浴びて花が光っていた。今年はきっと入学、入園の時期にかっちりハマったんだと思う。毎年キチンと桜がが咲く頃に入学式、入園式は出来ているのだろうか?

私の時は、すでに散っていたような気もする。桜のイメージがない。

幼稚園の匂いは凄く懐かしかった。すべての生活に使う道具は小さいサイズで可愛らしい。私もあんな道具を使っていたんだろうか?自分の感覚では大人の道具と同じ物を使っていた気がしたのに。

私の頭に昔の幼稚園の頃の記憶が蘇ってくる。

私が通っていたのは幼稚園で私はバスでの送り迎えで登園していた。住んでいる所は田舎なので幼稚園バスが家の前まで来てくれる。毎朝ばあちゃんが家の前まで送ってくれた。私は、ばあちゃん子であったので幼稚園に行くのが少し嫌だった。ずっと遊んでいたかった。バスに乗る時「先生おはようございます!」と挨拶、大きな声で挨拶をした。すると少しいってもいいかな?と思うようになる。

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バスに乗っての登園は楽しかった。私の親も通らない道を通って行く。田舎なので畑や森、レンコン田を抜けていった。移る季節を子供ながらに感じて。春は暖かくなり花が咲く。少しするとちょっと汗ばんで田植えが始まる。夏は青い空に田んぼは真っ青に穂が茂る。遠くの道が陽炎で霞んでいた。暑さが弱まり赤く染まる秋は気持ちの良い季節、稲穂が黄金色に揺れ何とも言えない。刈り取られる季節になると一斉に刈り取られる。刈り取ったばかりの田んぼは稲穂の匂いが充満する。各農家の家々はその刈り取ったばかりの籾を干す農家とボイラーで乾燥させる農家がいる。あたりがボイラーの灯油の匂いを漂わせる。するともうすぐ冬の季節だ。冬は何も無いわけではない。イベントのオンパレードで冬休みにクリスマス、正月忙しい。

こうして文章を書いて幼少期を振り返ると私の人生も中々良いものなのかも知れないと思った。きっと、季節を感じられるだけで幸せなんだと思う。

今度、私がムスメさんを送り迎えをする。バスでは無いけれどムスメさんも季節感を感じ取って欲しい。その季節を感じる時、私が隣にいるのも嬉しい。私も思い出の一部になるから。私がいなくなっても季節が変わるごとに、たまに思い出してくれないだろうか?

いつの間にか人は大きく育って行く。

子供の頃は時間のスピードが遅く感じた。とても遅く。今本当に時間の流れが早い自分を見失いそうなぐらい早い。ムスメさんは遅いんだろうなきっと。ムスメさんはゆっくりを楽しんで欲しい。

まだまだ、小さいままでいておくれ。

今日の一言

ムスメさんは日々大きくなります。

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