赤鬼と青鬼

家族三人で暮らす。栃木と茨城の間で生活を楽しむ。無理はしない。ゆっくり歩く。

死人が歩くなんて誰が考えたんだ!その1

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私のトラウマを話そう。

私は生まれも育ちも茨城県である。訳があって今は栃木県に住んでいるが。

茨城は世間様に思われているような田舎の県でのどかで自然にも囲まれている。田舎の県は古い風習も残っていて昔ながらにその風習を守って生活している地区が多い。またそんな所が良い所でもある。正直この風習はなくてもいいんじゃない??みたいな物もあるが風習は守っていかなければならないんだと思う。

イマイチ記憶が曖昧でここで話しても良い物か分からないけれど私が幼稚園の年長さんだったか小学校に入りたてだった頃だと思う。その頃、人が亡くなった時、私の田舎では斎場を使い葬儀を行う事はをはほとんどなかったと思う。通夜や葬儀は自宅で行った。そもそも斎場が無かった。さすがに葬儀の花や道具類はレンタルしてくれる葬儀屋がいたので葬儀の詳しい部分はそちらにお任せしていた。その通夜などで使う食事やお酒は周りのお家から助っ人を読んで大量に作りもてなし、最後のお別れをした。今思うと田舎の地区で人が亡くなると言う事は一種言い方は悪いが祭り事になる。小さい地区では騒ぎになっていた。自分の親族が亡くなりその家人が用意をしなければならないのは非常に大変で悲しむ暇もなかったんだろう。今もそんな地区があると思うが。

そんな騒ぎがおさまりお別れが済んら火葬にするのが一般的だと思う。火葬は時代で一時期禁止されたこともあり昭和初期ぐらいまでは土葬が多く現在でも土葬を行なっている所も存在すると聞いた。現代では骨を海に撒いたり木の下にうめる樹木葬なるものもがあるらしい。その他色々ある。私は山にでも撒いて欲しい。しかし、そのまま撒くと白骨が見つかって事件になりそうなので細かく砕かないと行けないんだろうな。なにかの映画、ドラマで見たが海に撒く時も粉だった気がする。丸のままではだめだ。

私は昭和50年代の生まれである。そんな私の小さい頃、近くで誰かが亡くなったらしい。親達が話しているのを耳にした。昼間私が外で遊んでいると我が家の畑を挟んだコンクリートで作った道には四方向を大きな箱を神輿の様に背負った大人が墓地の方へ歩いていった。何をしにいくんだろう?あまりにも小さかったのでその時は何とも思わなかった。

我が家の近くに生垣に囲まれた小さな墓地がある。墓地といっても道路が綺麗に整備、区画整理もキチンとしている訳ではなく自分の家の墓地の場所が木が植えられ目印にされているような大雑把な作りだった。なので墓地の場所は田舎の長男坊には教え込まれた。そんな曖昧なものだった。

それからしばらくして、また人が亡くなったと聞いた。その日は休みで大人達がワイワイそのお墓で何やらやっていた。興味がでて私はその大人達がが帰った後そのお墓を見に行った。すると大人が横に寝て入れる大きな穴が空いていた。深さは子供ながらに深いと思ったので、1mぐらいではないだろうか?きっとここに人が埋められるんだろうとこの時は思い何とも言えない気持ちになった。吸い込まれそうなその穴を少し怖くもあった。逃げ帰ることにする。

この後見てはいけないものを見ることになる。

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今日の一言

そんな穴を掘る人は六道って言うらしい。

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